「スイートオアシス」(小学館・秋里和国・全5巻)
幼い頃に大好きだった父を亡くし、ファザコンの森尾泉。母親は病死し、姉は自殺。しかも、母親の再婚相手が作った借金を返済するため、客室乗務員を辞めて銀座のホステスとして働く泉。毎朝の目覚めを憂いつつ、薬を飲んで眠りにつく毎日を送っていた。
そんなある日、彼女は偶然であった樹医・林太郎に父親の面影を感じ、心惹かれていく。実は、林太郎の本名は入江幸純といい、泉に言い寄るパイロットの是宇主(ゼウス)、さらにはルームシェアをすることになったネイリストの羽出須(ハデス)の父親で・・・。
秋里和国、昔から好きなんですよねぇ。なんつーか、いつも同じような話といえば同じような話なんですが、ついつい読んでしまいます。
が、今回のコレは今まで読んだ中でも、一番ドロドロだったような。
基本的に、この人の話って、主人公がめちゃモテモテで、基本三角関係。
で、その相手もモテモテな上、ものすごく手強いライバル(大体オトコ)がいて、ビミョーな人間関係を保ちつつ、それでもハッピーエンド。ってのが王道。
でも、この話は、ハッピーエンドなのか?
すごい含みを持たせつつ、読者に委ねた終わり方になってます。
嫌いじゃないですよ、こういうの。
しかし、終盤の展開は、ちょっとねぇ。
「えぇ!羽出須も!? うそ〜ん!」ってね。
泉に関わる男は、みんな不幸になる。
いやぁ、一番不幸なのは、どう考えても本人ですな。
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