「アストロ球団」(集英社・中島徳博・全20巻)
昭和19年秋、巨人の名投手・沢村栄治は戦地に散った。沢村が戦地で語る「超人プレイのできる新生球団」の話を聞いていたフィリピン人J・シュウロは、彼の夢を実現すべく、密かに来日。「昭和29年9月9日生まれで体のどこかにボール型のアザがある」という超人の条件に合う選手を探し、「アストロ球団」の結成に着手するのだった・・・。
いやぁ、アストロですよ、アストロ。
ちょっとスポ根とは違うかなぁ。とも思いますが、私的には、かなりオススメ。
まず特筆すべきは、その内容の濃さでしょう。
1972〜76年にかけて4年に渡って連載されたにもかかわらず、対ブラック球団、対ロッテオリオンズ、対ビクトリー球団と、たった3試合しかしていません。
時間がゆっくり流れ過ぎ!! 「キャプテン翼」もビックリです。
しかも、選手は次々に負傷し、累々と死者の山が築かれていく。
もう、完全に野球の域を越えています。
一度聞いたら忘れられない、仰々しい名前が付けられた「ジャコビニ流星打法」や「コホーテクすい星打法」といった超人プレイはモチロン、「殺人L字ボール」や「殺人X打法」といった、野球の名を語る殺人プレイまで、ホントにツッコミどころ満載です。
挙句の果てには、かげ腹を切りホームランを放つとともに絶命したり、頭を強打し大量出血しながらホームインしたり、とてもテレビ中継ができないような壮絶な戦いを繰り広げています。
サスガは商業野球とは一線を画す超人たちです。
しかし、その超人たちと試合して、16対15の僅差で敗れたロッテオリオンズ!
強すぎです。もう、巨人なんかメじゃないッス!!
その上、金田監督がかなりヒドイ描かれ方してるんですよね。
今のご時世なら、名誉毀損で訴えられて、出版差し止めです。
2005年には、実写ドラマ化もされていて、人気はいまだ衰えません。
でもこの実写版、見てないんですよねぇ。ヘキサゴンでお馴染みの上地雄輔も出てることだし、今度レンタルで借りてみようかしら。
| |
| | |



