「はだしのゲン」(汐文社・中沢啓治・全10巻)
広島市舟入本町に住む、国民学校2年生の中岡元。父親・大吉が反戦思想のため、近所から「非国民」扱いされ、様々な嫌がらせを受けながらも、家族で支えあいながら健気に毎日を送っていた。そんな中、1945年8月6日8時15分、広島に原爆が投下された。投下直後、父・姉・弟の3人を亡くしたゲンは、自らも原爆症に苦しみながらも、過酷な運命に立ち向かい、たくましく生きていくのだった・・・。
2時間ドラマといいつつも、2夜連続で放送されるので、正確には4時間ドラマ。
今回が、なんと初のテレビドラマ化だそうです。なんだか意外な感じですね。
1973年に「少年ジャンプ」で連載が開始され、以来、コミックの売上が累計約650万部のベストセラー。現在では、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、イタリア語、タイ語、タガログ語、エスペラント語に翻訳され、全世界で読まれているそうです。
戦争って、日本では昔の話になってしまっているけれど、世界的に見たら、それが現実問題である国って、まだまだいっぱいあんですよね。
戦争によって(直接的にも、間接的にも)毎日たくさんの命が奪われているわけですから、普段、平和な日本を享受している私達も、8月のこの時期ぐらい、戦争についてキチンと向き合い、考えてみても良いのではないでしょうか。(もちろん、普段から忘れないでいるのが一番なんでしょうけど。)
絵柄が劇画調だし、内容描写も過激だし、思想的に少し偏っているかなぁという部分もあったりはしますが、(ゲンの行動がなにかと度を越えていたり、オトンが戦時中から声を大にして戦争反対していたり、米軍は一人残らず鬼畜だったりしますからねぇ。)戦争を知らない私達にとって、気持ち悪いぐらいにむごたらしいこのマンガが、戦争を、原爆を「そう遠くない昔の、現実に起こった出来事」として理解するのに必要な物なのではないかと思います。(でも、初めて読んだ小学生の時は、怖くて最後まで辿り着けなかったんですが。)
8月10日(金)・11日(土) 21時〜 フジテレビ系にて放送予定!!
<ドラマ公式サイト>
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