「夕凪の街 桜の国」(双葉社・こうの史代・全1巻)
昭和30年、広島の基町にあった原爆スラムを舞台に、父、姉、妹を原爆で亡くし、生き残った苦悩を抱えながら生きる平野皆実を主人公とする「夕凪の街」。
東京都で元気に暮らす皆実の姪で、被爆二世の七波を主人公に、家族・兄弟の愛を描いた「桜の国」。
2人の女性の目を通し、苦しみながらも逞しく生き抜いた、戦後の日本人の姿を、穏やかに描きます!!
平成16年度、第8回文化庁メディア芸術祭でマンガ部門の大賞を受賞した作品が、実写映画化されます。
(ちなみに昨年はかわぐちかいじの『太陽の黙示録』、一昨年は吾妻ひでおの『失踪日記』が受賞しています。)
このマンガ、実際には100ページちょっとの短いストーリーなんですが、その中にすごいメッセージを持った作品なのです! しかも絵柄が柔らかくて読みやすい!!
原爆マンガといえば、どうしても『はだしのゲン』のイメージが強くって、ちょっと生々しいというか、気分的にもツライのですが、これはそんな生々しさは無くって、でも、被爆した人の辛さというか、戦争の残した傷痕がしっかり描かれています。
結局、私は戦争を知らない世代だし(ってか、今となっては知らない世代の方が大半ですよね)、幸せな事に、小さい頃から不自由なく生活を送って来たのですが、戦争を「歴史で習った出来事」ではなく、「実際に起こった出来事」として認識し、心に留めなくてはいけないなぁ、と思います。言うほど簡単ではないんですけどね。
しかし、麻生久美子って三日月クンのイメージしかないんですが、しっとりシリアスな演技もするんですねぇ。(あたりまえか。)
7月28日(土) 全国ロードショー!!
<映画公式サイト>
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