おじさんのみかた(60)

「華和家の四姉妹」(講談社・柴門ふみ・全5巻)

モテ男のパパと、パパが一番のママから生まれた華和家の四姉妹は、そろって男運がない。二十歳を過ぎた四姉妹の仕事、恋愛事情が描かれる。


7月10日21:00から、TBS系でテレビドラマ化作品です。
主演は観月ありさ、吉瀬美智子、貫地谷しほりと共演陣も豪華。
原作の柴門ふみのドラマは視聴率が良いと思い込んでいる(ひかりんは…)ので、今回も人気になると思います。

原作は、2005年からモーニングに掲載され、全5巻の作品です。
中途半端な古さなので、中古でも新品でも見つけるのに苦労します。
ひょっとして発行部数も少なかった?柴門ふみの作品は、コレクションする傾向にあると勝手に思っていますので、古書店にも出回らないのかな。

登場人物は、負けず嫌いの負け犬長女、藤子(32)かつらメーカー勤務。
男は寄ってくるが幸せは逃げていく色香の次女、竹美(30)主婦3人の子持ち。
自分探しと男探しに余念なしの三女、桜子(28)事務機メーカー勤務。
自信が持てずに何をやっていいか手探りの四女、うめ(21)芸術大学演劇科2年。
なぜか女性にもてるパパ、ほとんど家に帰ってこない。パパ以外が目に入らないお嬢様育ちのママ。

21から32歳までの四姉妹が実際に家庭にいると騒々しいやら、衝突するやらで大変だと思います。
我が家には5から21歳までの三姉妹が実際にいます。全員揃うとうるさいうるさい。

藤子は過去に色々あるが、現在彼氏なし。
竹美はパパに似て、色気があり男ウケがすこぶる良いがいまいち幸せになりきれず。
桜子は努力はしているが、実らずじまい。うめはそんな姉やパパを見て恋愛には消極的。

それぞれの姉妹のエピソードが描かれていますので、4者4様のドラマがあります。
表面的には気づかないことが、エピソードの中に描かれます。

この四姉妹を見ていると、父親が知らないだけでみんないろいろあるんだなと、悲しいような、ほっとしたようなでも納得したくないような気分になります。父親ってちょぴりさびしい存在だなと感じます。しかし、華和家のパパはそうは感じていません。ある意味同士として応援しているようです。


柴門ふみの作品は、「PS元気です俊平」から始まり、ほとんどを読んできました。
突拍子の無い発言や振る舞いの女の子の存在が印象に残っていますが、ツッパリとやせ我慢の美学を感じています。この人の描く女子は、かっこいいのだ。けっこう無理をするのだ。いじらしいのだ。

柴門さんも54歳になられたんですね。スピリッツの印象が強いのですが、この作品はモーニング。

ちなみに、柴門(サイモン)はポール・サイモンから取ったそうです。

ドラマのヒットはまず間違いなしと思いますが、原作を手に入れるのは、相当苦労しそうです。
〈 written by ひかりん 〉


華和家の四姉妹(1)華和家の四姉妹(3)華和家の四姉妹(5) <完>

おじさんのみかた(59)

火曜日はひかりんさんの日です!!

「臍下の快楽」(ぶんか社・安彦麻理絵・全2巻)

一話完結、オムニバス、作者独特の女のSEXが描かれる。私小説風な趣が。


この本、衝撃でした。

最初に読んだのは、随分前なのですが、本棚に残っていたのをひっぱり出してきました。
今読んでも衝撃です。登場人物の頭の中身を考えるとちょっとこわい。

この作者の作品、初期から中期にかけて読みたいと思いながらこの作品しか読んでいません。
全部読んでみたい気はあるのですが、大判は中古もなかなかなないし、新品では手が出しにくい(価格が高い)
ので困っています。


最近では、中年のおばさん、ブス、をモチーフにした作品をかかれているようです。
再婚して4人の子持ちだとか。

作品もさながら、作者のキャラクターが強い作品です。

この人、エッチ好きなんだなぁ。
あまりこだわりなく感覚で生きてんだなぁ。
発想が新鮮で、思いつかないことを考えるんだなぁ。
自身の経験から、かなりかいているんだろうなぁ。

女性なのにこの生き方はなんかすごいと感じさせられる。

とにかく、不思議な作品ですが、飽きずに読めて楽しめます。
この作品注目です。はまる人ははまります。


エロマンガではないなと感じる部分が人をひきつけるのか。
他の作品も読みたくてしょうがない。

この作者の作品は、中古で見つけれないのは探し方が悪いからかな。

衝撃作品です。
〈 written by ひかりん 〉


これがオンナのケモノ道
これは太田出版社版です。

おじさんのみかた(58)

火曜日はひかりんさんの日です!!

「女囚霊 塀の中の殺戮ゲーム」(小学館・加藤山羊・全1巻)

東北の女子刑務所に収監された美山(みやま)は、女囚霊のうわさを耳にする。女囚霊とは20年前、現在は審判房と呼ばれる房で起きたリンチ殺害を受けた受刑者の霊のこと。審判房に入った受刑者は2種類の道をたどる。ひとつは死、もうひとつは生きて他の人間を殺す。美山が経験するこの女囚霊の真実とは。




恐怖サスペンスと呼ぶのがよいのか、オカルトサスペンスなのか。


刑務所での怪死、右腕が長い霊、生き残るには本当に良い人間であるか、霊に目を見られないこと。
こんなうわさが事実になっていきます。同房から審判房へ入れられた町田は、別人になって帰ってきた。

マインドコントロールや新興宗教の教祖などオカルトなのか精神世界なのかわからない部分が盛り込まれて、恐怖感をあおります。
美山の冷静さが、より恐怖を盛り上げています。
映画のリングのような恐怖を感じました。リングも非常に話題になり熱狂的でしたが、この作品もその片鱗はあります。


謎解きの要素の強いストーリーを詳しく説明しないほうが良いので、気持ち悪い恐怖ではなく、寒気のする恐怖だとお伝えしておきます。リングの1作目のような感じを受けます。

女囚霊の真相、美山の真相が明らかにされていきます。

事件が解き明かされたとき、安堵を感じますが、安心してもよいのかは読んだ人それぞれの感想が分かれるところだと思います。
続編はありかなしか。

この手の恐怖感は好みです。


作画が汚らしくなく、あっさりしているのでこの作品によく合っていると思います。
〈 written by ひかりん 〉


女囚霊 塀の中の殺戮ゲーム

おじさんのみかた(57)

火曜日はひかりんさんの日です!!

「デリバリーシンデレラ」(集英社・NON・5巻~)

山田雅美は東京陽光大学福祉課に通う地味な女子大生、夜になるとデリバリーヘルス「フェアリーテイル」の人気嬢ミヤビに変身する。


アゲハの背格好、童顔に好みは分かれると思います。
しかし、シチュエーションはだれもが引き込まれると思います。
年上、トラウマの女の子にそっくり、年上ぶっても世間知らず、一途に想われている、意外と積極的、自分はトラウマをかかえている、インポだ。
でも直るときがるといった状況が盛り上げてくれます。

先輩、仲間の存在もリアルで生きています。

努のトラウマは幼いときに忍び込んだ蔵の中で、女性に性的ないたずらをされ快感を得てしまい、それを忘れられず現実の女性ではインポになっているというものです。
アゲハも25歳で入学したのには、歩んできた過去に原因があります。
その謎が次第に解っていきます。

アゲハが努に惹かれた理由の説得力はいまいち解り辛いです。
努がアゲハに惹かれたのは、読んでいてすごく理解できます。

自分もこの部類の心の動きをするように想います。

エッチシーンは成人マンガ出身の作者だけに、ページ数は少ないのですがグッときます。
しかも自然に描かれていて、日常生活の一部としての位置付けがしっかりしています。

努とアゲハは実在の人物で、ノンフィクション作品です。と書いてあっても不思議ではない空気感があります。
劇的なことも起こりますが、実際の人生も劇的なことがいくつか起こりますので、それさえもリアルです。

すごい完成されたストーリーで、感情移入しまくりです。二十歳ごろの恋愛と生活がリアルに描かれています。
過ぎ去った二十歳ごろが懐かしくなる作品です。
〈 written by ひかりん 〉


デリバリーシンデレラ 4デリバリーシンデレラ 5

おじさんのみかた(56)

火曜日はひかりんさんの日です!!

「年上ノ彼女」(白泉社・甘詰留太・全6巻)

童文学同好会に所属する文学部2年、伊藤努20歳、自他共に認めるインポテンツに困っている。教育学部1年、小山内揚羽(アゲハ)25歳が同じサークルに入ってきた。努の下宿が全焼し、アゲハの下宿で同居することになる。


アゲハの背格好、童顔に好みは分かれると思います。しかし、シチュエーションはだれもが引き込まれると思います。
年上、トラウマの女の子にそっくり、年上ぶっても世間知らず、一途に想われている、意外と積極的、自分はトラウマをかかえている、インポだ。
でも直るときがるといった状況が盛り上げてくれます。

先輩、仲間の存在もリアルで生きています。

努のトラウマは幼いときに忍び込んだ蔵の中で、女性に性的ないたずらをされ快感を得てしまい、それを忘れられず現実の女性ではインポになっているというものです。
アゲハも25歳で入学したのには、歩んできた過去に原因があります。
その謎が次第に解っていきます。

アゲハが努に惹かれた理由の説得力はいまいち解り辛いです。
努がアゲハに惹かれたのは、読んでいてすごく理解できます。

自分もこの部類の心の動きをするように想います。

エッチシーンは成人マンガ出身の作者だけに、ページ数は少ないのですがグッときます。しかも自然に描かれていて、日常生活の一部としての位置付けがしっかりしています。

努とアゲハは実在の人物で、ノンフィクション作品です。と書いてあっても不思議ではない空気感があります。
劇的なことも起こりますが、実際の人生も劇的なことがいくつか起こりますので、それさえもリアルです。

すごい完成されたストーリーで、感情移入しまくりです。二十歳ごろの恋愛と生活がリアルに描かれています。
過ぎ去った二十歳ごろが懐かしくなる作品です。

おじさんたちも読むべし。
〈 written by ひかりん 〉


年上ノ彼女 1年上ノ彼女 3年上ノ彼女。 6
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