勝手に【プチ】特集! 「話題作を読んでみる」(8)

勝手に【プチ】特集「話題作を読んでみる」。
今日ご紹介するのは、コチラです!!

「夏雪ランデブー」(祥伝社・河内遙・2巻~)

目つきの悪い青年・葉月は、8歳年上の花屋の店長・六花に一目ぼれ。毎日のように店に通い詰めていたところタイミングよくバイトの募集がかかり、採用されたのは良かったのだが、六花はすでに恋愛戦線から離脱気味。そんなある日、訳あって六花の部屋を訪れた葉月は、そこで半裸の男に遭遇! しかもその男、亡くなった彼女の夫の幽霊だった・・・!! 低温一途青年×さっぱり未亡人×草食系執着霊が織り成す純情三角関係です!

出版社を超えて1ヶ月に4冊が続々刊行された鮮烈のデビュー。
その後も、5社でリレーフェアだの、3タイトル同時発売だの、出版社サイドからの売り出しムードがあまりにも強かったので、なんとなく読まずに今まで来ていた河内遙。

いやね、気にはなってたんですよ。
内容もないマンガ、ソコまでして売り出さないでしょうし。

でもでも、なんとなくその流れには乗りたくないって思っちゃったんだもん。

・・・、んが!
ついに読んじゃいました。

とりあえず、手近にあったコイツから読んでみましたよ。

いやはや、オモシロいじゃないですか。


一途な青年と、閉じてるお姉さんと、粘着質な幽霊。
三角関係とはいいつつも、島尾の姿は葉月にしか見えないので「三角関係風」ですね。

なぜか自分にだけ見えちゃう島尾を、怯むでもなく事実として受け入れちゃって、飄々とやり過ごしながら六花に近づく葉月はスゴイ!!

いやはや、こんな子に迫られたら、コロッといっちゃうでしょ。
実際、六花も結構揺れてるみたいだし。

いやもぅ、葉月いいよ!
葉月がんばれ!!


なんだけど、どうにもイマイチ、六花がわからないんですよね。
この人、一体何がしたいんだ? って。

そこまで深く愛した人を亡くすっていう経験ナイんで、わからなくって当然なんですが、アレじゃ島尾くんも葉月もどっちも宙ぶらりんでカワイそうよね。

結局は六花がどうするか決まって決着つくんでしょうが。
ソコに至るまで、キッパリした態度でいなさいよ。


ん~、みんながハッピーな展開なんてないとしても、誰も幸せになれない終わりってのもアリそうだよなぁ。
お願いですから、葉月くんを幸せにしてあげてください!!

夏雪ランデブー (1)
夏雪ランデブー (2)

勝手に【プチ】特集! 「話題作を読んでみる」(7)

勝手に【プチ】特集「話題作を読んでみる」。
今日ご紹介するのは、コチラです!!

「高杉さん家のおべんとう」(メディアファクトリー・柳原望・3巻~)

地理学の博士号をとったものの大学での職がなく、一般企業にも就職できずオーバードクターとして生活を送る高杉温巳・31歳。幼い頃に両親を亡くし母親代わりだった叔母・美哉も大学入学を気に家を出て、以来一人暮らしの温巳だったが、ある日突然、美哉が交通事故で亡くなり、12歳の娘・久留里を引き取ることに。不器用な30男と無口な少女が、おべんとうを通じて心を通わせていく、ハートフルコメディです!!

最近、チラホラと書評なんかを見かけるようになってきたこの作品。
いやはや、自分の気に入ってるマンガが評価いいと嬉しいですよね。

そもそも、柳原望って白泉社以外でも描くんだぁ、って手にとってみたんですよね。
(まぁ、食べ物マンガ好きなんで、このタイトルは読まなきゃですが。)

そしたら、良いんですよ、コレが。

無口でどこか達観してるみたいな久留里が、それはそれはカワイイの!
何かと見せる、あのムフーって表情が堪らんッス。
(正しくは「もふー」か?)

忙しかった母親に代わってほとんどの家事をこなせる久留里が、料理だけは苦手。
一方の温巳も料理初心者。

そんな2人が、一生懸命おべんとう作って家族になっていくんです。

そこに、温巳の職場&女性関係や、久留里の学校での友達関係が絡まって。
いやはや、見所満載です。

にしても、温巳のコミュニケーションスキルの低さは脱帽ですな。
学者さんってのは、あんな人が多いに違いない!
(うちの兄ちゃんもある種、仙人みたいな人だしなぁ。)

そんな彼が、アワアワしながら久留里と向き合ってるのがホッコリします。
根が善良で真面目だからこそできる技ですね。


連載が月刊誌なので、刊行ペースは半年に1冊。
早くも6月が待ち遠しいったらないですよ。

この2人、どうなっちゃうんでしょうかねぇ。
って、どうにもならないか?

小阪さんや丸宮兄弟もどうなるの?!

高杉さん家のおべんとう (1) 高杉さん家のおべんとう (2)
高杉さん家のおべんとう (3)

勝手に【プチ】特集! 「話題作を読んでみる」(6)

勝手に【プチ】特集「話題作を読んでみる」。
今日ご紹介するのは、コチラです!!

「ウツボラ」(太田出版・中村明日美子・1巻~)

一人の少女がビルから転落死をする。美しい足だけを残し全身破損したその少女は、唯一所持していた携帯電話から「藤乃朱」だと特定された。その携帯電話に残されていたのはたった二人の履歴のみ。一人は双子の妹と名乗る少女・三木桜。そしてもう一人は、作品がかけなくなったかつての人気作家・溝呂木だった・・・。

「このマンガががすごい!2011」のオンナ編で7位に入ったこの作品。

個人的には、1・2位とったヤマシタトモコより中村明日美子の方が好き。
それはもぅ、断然好き! なんです。

連作短編だったら「HER」より、先月発売された「鉄道少女漫画」の方がスゴイから!
(まぁ、もともと「このマンガ~」の評価は私の好みとは合わないんで・・・。)


さてさてこのマンガ、「マンガ・エロティクスf」に連載されている(現在休載中)だけあって、それはそれは耽美で美しい。
そのエロ美しい絵柄と、サイコサスペンスなお話が良く合ってます。

「ウツボラ」というのは、溝呂木の新作小説のタイトルなんだけど、どうやらそれを本当に書いたのは自殺した藤乃朱らしい。

朱の遺体の身元確認の場で初めて出会った溝呂木と桜。
彼に「興味がある」と誘う桜に惹かれヒミツの逢瀬を重ねる。

そこに「ウツボラ」の盗作に気づく溝呂木の担当編集者・辻と、自殺した自分の妹と朱を重ね独自に桜を調査する刑事・海馬が絡んできて・・・。

藤乃朱という少女は本当に存在したの? 本当に自殺したの?
妹・桜は、本当に妹なの?
溝呂木に近づく桜の目的は何?


なんだか謎は深まるばかりの1巻です。
(っても、自分なりにはアレコレ想像してますが・・・。)


にしても、体調不良から執筆活動の休止を発表してから半年。
一日も早い活動再開を願います。続き気になる~~!!

ウツボラ (1)

勝手に【プチ】特集! 「話題作を読んでみる」(5)

勝手に【プチ】特集「話題作を読んでみる」。
今日ご紹介するのは、コチラです!!

「花のズボラ飯」(秋田書店・水沢悦子・1巻~)

本屋さんでパート勤めの駒沢花(30歳)は、福岡市に単身赴任中の夫の留守を預かるズボラ主婦。夫・ゴロさんがいない寂しさを時折感じながらも、自分のための手抜きグルメで気ままなズボライフを満喫中です!!

今回も、マンガ大賞2011のノミネート作からご紹介。

「エレガンスイブ」に連載中のこの作品、原作が「孤独のグルメ」の久住昌之ってことで、発売当初からかなり話題になってましたが、ノミネート以降の人気ぶりはスゴイですね。

どこの本屋さんも品切れで入手困難。Amazonでもいまだに定価超です。
(Amazonといえば、発売前には水沢悦子の中の人といわれる「うさくん」がエロマンガ家だからってんで、コレもアダルト指定されて話題になってましたねぇ。)


コレ、スゴイんですよ!
何がスゴイかって、花のズボラぶりが。

なんというか、うちに隠しカメラでも付けてるのか?ってくらい、我が身に沁みます。
こないだも、「この肉っぷりとか、食いっぷりとか、自画自賛ぶりとか、散らかりぷりとか・・・。コレ、自分じゃね?」っていわれちゃいましたよ。

自己評価だけでなく、他人から見てもこんなモンか、私。
ガンバレ、私。

家の中はハナよりましだけど、料理はもっと手抜きだわ。
ソコもがんばれ、私。

でも、ハナみたいに自分でブツブツ実況中継しながら料理作ったりはしないよ。
それ以外にも、あんなオヤヂギャク垂れ流して生活してないもん!
(酔っ払うとおっさんって言われますが・・・。)


んで、マンガのお話。

登場する料理(っていうほどのもの?)は、まさにズボラ。
でも、ココゾという所は拘ってるのよね。

家にあるものを使って料理するんだけど、ちゃんと隠し味をふんだんに使ってる。
私、家で一人で料理するのにそんなに手間かけないもんなぁ。

「煮込むだけだから簡単」だからって、自分のためにポトフ作ったり、うん千円もする高級肉買ったり焼いたりしないですから。
インスタントラーメンも、麺茹でたお湯でスープ作りますから。
(って、めったに食べませんが。)


「孤独のグルメ」もそうだけど、「手抜きご飯の参考に」って読むと期待ハズレだと思いますが、「うんまぁ~」なご飯を食べてる人を見たいなぁってひとにオススメです。
(って、そんなニーズはあるのか?)

料理食べてちょいエロな顔してるハナもいいけど、それ以外の日常部分が細かく描かれてて、読者のアルアル感に訴えてくるのがイイですよ。

秋田書店特設サイトでは、1話のためし読みもできますよ~。

働きマン (1)

勝手に【プチ】特集! 「話題作を読んでみる」(4)

なんだか、すご~く久しぶりのフリーのレビューになりますが・・・。
ちょうど一昨日、マンガ大賞2011のノミネート作が発表されたので。

さてさて、勝手に【プチ】特集「話題作を読んでみる」。
今日ご紹介するのは、コチラです!!

「ましろのおと」(講談社・羅川真里茂・2巻~)

師でもあった祖父を亡くし、自分の弾くべき音を見失ってしまった津軽三味線奏者・澤村雪。三味線を背負い青森から東京へ単身やってきた雪は、ひょんなことからキャバクラで働きながらグラビアアイドルを目指す立樹ユナの家に住まわせてもらうことになり・・・。

コレ、「月刊少年マガジン」に連載中のお話なんです。

羅川真里茂といえば、私の中ではいつまでたっても「赤僕」のイメージしかなかった(「しゃにむに」の方が長いんですけどね。)んですが、少年誌に初進出ってんで手にとってみたんですよ。

せば!!!
いやはや、オモシロイっすよ、コレ。

とりあえず読みきりとして第1話が描かれていて、すぐに連載になったようなんですが、いやもぅ、読みきりの時点でかなり掴まれました。

三味線を題材にするなんて、どんなに地味な話かと思ったんですが、全然。
何かに打ち込む姿は、それだけでアツイですよね!

いやもぅ、この先どうなるのか楽しみでなりません。

それにそれに、雪の津軽弁もイイんですよねぇ。
最近はパッソのCMでもかなりいい感じに使われてますが、あまりに独特なのでホントに外国語のよう。
(雪のは活字だし、そこまで理解不能ではないですけどね。)

いつも思うんだけど、方言しゃべる主人公ってそれだけでイイ人っぽくてズルイ。
雪も、朴訥な青年ってイメージになっちゃう。


にしても、澤村家の男子はみな老けすぎでしょう。

ユナさんだけじゃなくって、読者もみんなビックリですよ!
高校生って!!!

若菜ちゃんなんて、更に気の毒だわよ。
どう見たって30代だよ、あの風貌。

雪国の人は、苦労が多いのかしらねぇ。
(って、雪国の人に失礼すぎ?)


「ちはやふる」の百人一首に続き、「ましろ」の津軽三味線!
高校のマイナー部活動マンガがアツイっす!!!

へば!

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