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今週の1冊(125)

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「純潔のマリア」(講談社・石川雅之・1巻~)

舞台は中世ヨーロッパ、百年戦争時代のフランス。戦争と戦争を止めようとしないカトリック教会を嫌う少女・マリアは、強大な魔法の力を有する魔女であった。サキュバスをはじめ様々な異形の物を使役し、自分の目が届く範囲で人の命を奪うことなく戦争を止めるマリア。しかし、そんな人間界への介入を快く思わない存在もあり・・・。
教会と天使の理屈に真っ向反逆する、最強にして処女・魔女にして聖女の名を持つ少女・マリアの物語です!!


もやしもん」でお馴染み、石川雅之の最新作です。

マンガは、けっこう作者で読むほうなんですよね、私。
「もやしもん」はかなり好きなんで、楽しみにしてましたよ。

いやはや、確かにオモシロイ!

最初、タイトルとあらすじ読んで、魔女狩りを題材にしたお堅い話なのかと思ったんですが、全然。
思いっきりファンタジーでした。

中世ヨーロッパの魔女狩り全盛期を舞台に、リアルに魔女のマリア(と、使い魔のダイアナ)がキリスト教と教会をぶった斬る。

キリスト教の腐敗っぷりがコレでもかと描かれていて、国際問題にならないのかしらと、ちょっぴり不安になっちゃうほどです。
(コレ、相手が相手なら間違いなく大問題になってますね。ヨーロッパは寛容だわさ。)


もうねぇ、とにかくマリアがカワイイのよ!
見た目はお嬢ちゃんなのに、各地にサキュバスを放ってオッサンを骨抜きにしたり(っても、実際に何ヤッてるかはご存知ない?)、「処女なんていつでも捨てられる」とか言いつつも上手にインキュバスを作れなかったり。

勘違いで大暴走して大迷惑。
人の命を大切にしていて、ヤバイと思いつつも足突っ込んじゃう。

んで、大天使ミカエルに目付けられて大変なことに!

諍いを好まないから、人々が殺しあう戦争やそれを止めないキリスト教を嫌ってる。
自分が異端であることは構わないけれど、それによって関わる人が傷つくのを恐れているのかな。


その他のキャラも、石川雅之ワールド全開って感じでユルくってイイ!
特にアルテミスはエロカッコイイぞ!
(女性(男性も?)キャラの顔がイマイチ判別しにくいけどねぇ。)


掲載誌が「good!アフタヌーン」と隔月刊なので、こちらも先の長いマンガになりそうです。
ぐむぅ。


純潔のマリア (1)

今週の1冊(120)

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「Piece」(小学館・芦原妃名子・3巻~)

大学生の須賀水帆が恋人の浮気を知ったその日、高校時代の同級生からかつてのクラスメイト・折口はるかの訃報が届く。葬儀の折、「親友と話していた」と母親に呼び止められるも、さほど仲が良かったわけではないと告げる水帆。小さな嘘を暴いてしまった罪悪感から、水帆は「はるかが高校生の頃に付き合い妊娠・堕胎した相手の男を捜して欲しい」という母の頼みを引き受けることになり・・・。

昼ドラや映画にもなった「砂時計」で知られる芦原妃名子の最新作。

いやぁコレ、おもろいッス。

思い出すこともほとんどない同級生の突然の死。
地味で目立たないと思っていた彼女が、実は高校生で妊娠・中絶していた事実。

「子どもの父親を探して欲しい」と願うはるかの母。

主人公・水帆は人との距離のとり方がわからず、周囲から「冷たい」と思われがち。
そんな自分を変えたいと、「父親探し」を引き受ける。

関わりがあった人達の記憶を頼りに、少しずつはるかの実像に近づいていく。
パズルのピースがはまるように少しずつ明かされる「はるか」という人間。

いったい相手は誰だったのか・・・。


1・2巻では「父親」を探すため、はるかに関わったの人たちの話を聞き、少しずつ「はるか」という人間に対する理解を深めていく。
モノクロの「はるか」に少しずつ色が付き始める。

そして3巻・・・。

いやぁ、最初、別の話になったのかと思いましたよ。
「成海の家を訪ねる」って、ちゃんと2巻の続きから始まってるけど、今までと全然別モノ。

あらヤダ、そう来ちゃいましたか。 ってね。

これまでに「水帆と成海の間に何かあった」ってのは判っていたし、この2人のお話になるのかしらって感じはあったんですけど、そうかぁ、そうなのね。


結局、成海とはるかの間にはやっぱり何かありそうだし、水帆との間にも何か起こりそうだし。

次4巻が出るのはまた半年後かなぁ。
あぁ、待ち遠しいッス!!

Piece (1)
Piece (2)

今週の1冊(119)

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「チーズの時間」(芳文社・山口よしのぶ・4巻~)

弱冠20歳にして「全フランス チーズ鑑評騎士の会」でシュバリエ(騎士)の称号を得た亜氷音レミ。フランス生まれ・フランス育ちの大和撫子が、授賞式当日に打ち明けた決意、それは両親の故郷・日本へ渡り、チーズの素晴らしさを人々に伝えることだった。東京の片隅でチーズ店を開いたレミは、様々な人たちとチーズを通じて心を交わしていく・・・。

「週刊漫画TIMES」に連載中のチーズマンガです!!

タベモノ薀蓄系のマンガが好きなんですけど、チーズも大好きなんですよ。

ベランダで育てたバジルでペーストを作ってカプレーゼにしたり、グリッシーニを焼いたり、トーストやサンドイッチにしたり、グラタンやお鍋にも使ってます。
モチロン、チーズケーキ作ったり、クレームダンジュにしたりも。

もっと手軽に、クラコットにサンタンドレと生ハムを載せるだけでもメチャ美味し。
ビールが幾らでも呑めちゃいます。(姉さん、タイヘンです!)

いやはや、そんなチーズ好きな私ですから、このタイトルに惹かれないワケがない。

実際に読んでみても、やっぱりチーズは奥深いなぁって思います。
もっとイロイロ食べてみたい!

1巻ではパルミジャーノやロックフォール、チェダーやカチョカヴァロなどの比較的メジャーどころばかりなんですが、巻が進むに連れてだんだんと知らないチーズが登場してきます。

焼いたジャガイモにラクレットを載せて食べてる話があったんですが、あれはイイですよねぇ。
ラクレットって、ハイジがアルムの山小屋で焼いて食べてたアレだと思うんスよ。
昔、何かの本で焼いて溶かしたのをこそげ取ってパンにのっけてて、それからズーっと食べたいと思ってたんですよねぇ。オイシソウ。(ヨ、ヨダレが・・・。)


しかしこのマンガ、惜しむらくはストーリーがちょっと・・・。

いえね、チーズが恋人や家族との絆を深めたり繋いだり、円満解決のツールになってるってのは全然問題ないんですよ。これ系のマンガならフツーのことです。

気になるのはレミが働くレストラン。
一流の店を目指してスペシャリストを集めたにしては、あまりにお粗末。

あのパティシエとソムリエはないでしょう。
将来性を見越して雇うにしても、即戦力は必要だろうに。

ってまぁ、チーズの薀蓄+αがオモシロイのでイイっちゃイイんですけど~。


ところでレミちゃん、チーズとワインのマリアージュを多く語ってますが、残念なことに私、ワインはあんまり得意ではないんですよねぇ。

そこで声を大にして言いたい!!

美味しいチーズは、美味しいビールにだって合うのだ!
ビールの世界だって奥が深いんだ~!!

チーズの時間 (1) チーズの時間 (2)
チーズの時間 (3) チーズの時間 (4)

今週の1冊(118)

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「失恋ショコラティエ」(小学館・水城せとな・2巻~)

高校時代から1つ年上のサエコさんに憧れ続けた小動爽太。チョコレート好きの彼女の為に製菓学校へ入学するも、バレンタインデー前日に振られてしまう。傷心のまま単身フランスに渡ったソータはパリの有名パティスリーで修行を積み、5年後、日本進出店を支える若きシェフパティシエとして凱旋帰国。そんな彼の前に現れたサエコさんは、自分の結婚式のデザートをソータに作って欲しいと言い出して・・・。

「flowers」増刊「凛花」に連載中のこの作品、オモシロイんです!!
「このマンガがすごい! 2010」オンナ版で12位に入ってました。

「このマンガ~」といえば、今年はコレまでとガラッと変わっちゃいましたねぇ。
今までなんとなく青年マンガが多めで、王道の少年はランクインしないってイメージだったから、「今更ワンピ!? 鋼錬!?」ってビックリしちゃいました。
(どっちも文句なくオモシロイんですけどね。)

よっぽど評判悪かったのか? なんて勘繰っちゃいますが、今年みたいなランキングもそれはそれで・・・。
去年までのとは別物と考えればイイかもですね。

とはいえ、自分が続きを楽しみにしているマンガの名前が挙がるのは素直に嬉しい。
同じ作者の「黒薔薇アリス」もめちゃオモシロイんで、来年のランキングに期待します。


で、マンガのお話。

高校時代からずっと片思いのサエコさんの為にショコラティエになったソータ。
天真爛漫に見せかけて他人を振り回す小悪魔系のサエコさんを「妖精さん」と想い続ける。

う~ん、こんな人ホントに身近にいたら嫌だぁ!!

水城せとなって、粘着質の人描くのが巧いっていうか好きですよねぇ。
なんていうか、グチグチウジウジ考えて悶々とする男。

1巻を読み終わったときには、それほどでもないかなぁって思ったんですよ。

男の人って、初恋の人は特別っていうじゃないですか。(ホンマか?)
だからそれを引きずってるのかしら? 
ってか、努力目標というか、人生の目標みたいな感じ。

どちらかというと、偶像・サエコがいて、それによってイイ男に成長するお話、みたいな。

なんだけど、2巻読んだらそうでもないのよねぇ。
「あら、ホントにそんなに好きだったのね。」って。


サエコはサエコで色々事情ありそうだし、薫子も、まつりも、えれなも、皆それぞれもがいてる感じ。
出てくる人間、全てが失恋するってお話なのか、コレは?!

いや、そういう救いのない展開もアリだなぁ。


個人的には、腹黒ヲタクのオリヴィエが好きなので、次巻以降の彼の活躍も楽しみです。
ムフフ。

失恋ショコラティエ (1)

今週の1冊(117)

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「放課後のカリスマ」(小学館・スエカネクミコ・3巻~)

西暦二×××年。遺伝子工学の粋を集結し作られた「偉人のクローン」が集うセントクレイオ学園。その学園の教師の息子として、この学園に編入した唯一の「非クローン」神矢史良は、ナポレオン、エリザベス一世、ナイチンゲール、一休、モーツァルト、フロイト、ヒトラーなどなど、個人とオリジナルとの間で苦悩するクローンたちと生活し、自分の無力さを感じる史良。そんなある日、学園の卒業生クローン・ケネディが衆目の中で暗殺された。クローンたちは、「自分たちもオリジナルと同じような死を迎えるのでは」と恐怖を感じ始め・・・。

「IKKI」に連載中のこのマンガ、なかなかにオモシロイっす。

自らがクローンであることを教えられて育つ、それぞれ歴史に名を残す偉人たちのクローン。
常にオリジナル以上の結果を周囲から求められる。

自らの自我と、求められるオリジナル像の間で苦悩する彼ら。
更には、先輩・ケネディの暗殺事件に「クローン殲滅」予告。

クローンたちの存在理由は何なのか?
そして、彼ら全ての抹殺を目論む集団とは?


って、3巻までにほとんどネタばれちゃってますけど・・・。

1・2巻読んだ当初の破天荒ぶりというか、ムチャっぽさは無くなっちゃってる?
結構、フツーの展開に落ち着いちゃってるんですよねぇ。

そもそも、各クローンたちの描写が結構上っスベリな感じがします。
もう少しそれぞれを深く掘り下げてくれたら、もっとオモシロくなるのに。

なんていうか、「この人はこう」っていうステレオタイプな感じが否めない。
(ナポレオンって、実はチビでデブで禿げだったんじゃなかったっけ?)

誰でも知ってるあの人のクローン、って感じの人選なので、それでもイイっちゃイイんですが。
私の求めるオモシロさは「えぇっ! あの人が実は?!」みたいな感じなんで。

この先、どう予想を裏切ってくれるのかに期待します。


にしても、史良ってばバカ過ぎない?
にじみ出る善良さの為には、コレくらいの犠牲は必要なのかしらん?

私は基本、腹黒好きなので趣味に合いません。


放課後のカリスマ (1) 放課後のカリスマ (2)
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